上達することを(少しだけ)機械学習から考えてみる - plusadd blog
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上達することを(少しだけ)機械学習から考えてみる

2005年8月30日 このエントリーを含むはてなブックマーク

以前から,なぜ人間は上達することができるのかが,気になっていた.人間は練習したり,レッスンを受ければ上達する.しかし,よく考えてみると,これは不思議なことである.例えば,正しくは「ド」である音を勘違いして「レ」として弾いていた場合,間違いであること認知して指の動きを意識的に修正すれば良い.それに対して,単なる弾きミスというのは意識的に行っていないのだから,そもそも何を修正すれば良いのか認識することが出来ないはずだ.

機械学習で言えば,予め教師データ(正解データ)があってパラメータを調整することで,任意の関数を最適化する手続きのことだ.これと上達することを比較したとき,パラメータを調整するのは自分だが,問題は教師データの与え方である.教師データは普通外部から与えられるものだが,人間は練習することで,誰の手を借りなくても上達することが出来る.つまり,教師データは,予め体内やDNAにコーディングされていて,それを発見することの連続ということなのか?

また,パラメータに注目しても,どう修正すれば良いのかがなぜ分かるのだろうか?

僕自身の経験から考えると,正しく弾くこと(これは認識できる)を繰り返し,体内に「正しい弾き方」をコーディングしていくことが行われているように思う.「正しく弾くこと」とは,耳で聞いた音や指の感覚と楽譜と照らし合わせることで,メタな「正しさ」を認識することである.

ここで,正しいと認識すること(体内にコーディングすること)と,指が正しく動くことには関係があまりないように思う.つまり,意識正しいと思っても指の動きを修正することは容易ではない.逆に言えば,間違い無く弾き続けていれば,そもそも修正するものはなくなるということだ.

また,何が正しいか分からない場合(例えば楽に弾く方法),多くの練習をこなすことで,自分が正しいと思える奏法にたどり着くことも少ないない.これは,遺伝的学習(Generic Algorithm;GA)の学習過程に似ている.

以上の素人の推論から一つ言えることは「ミスを少なくするためにもっとも効果的な練習は,ゆっくりと確実に弾くこと」である.ミスをすることで,間違った教師データを体内に与えることになる.データなら事前のクリーニングができるかもしれないが,人間はそうはいかない.できるだけ,ミスなく練習をし続けることが,何よりもの上達への近道ではないだろうか.

■2005/08/29のチェック

・×ビジョンの意識
・×ビジョンにそった行動
・○回りの人を思いやっているか
・○凡事徹底のチェック
・○blogを書く
・×専門分野の知識を得る
・○専門外の知識を得る
・×仕事とは別に何かを作り続ける
・○ピアノの練習
・△朝きちんと起きる
・×ウォーキング(→夏風邪のため一時中断)

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