「ジブリの仕事のやりかた。」を読んで(1) 〜 細部から全体へ
最近気になる言葉の一つ「神は細部に宿る(God is in the details)」について調べていたら,面白いインタビューを見つけました.
スタジオジブリ(以降,ジブリ)は,誰もが知っているアニメーションスタジオですが,その仕事ぶりは知りませんでした(アニメ自体もそれほど詳しいわけではないのですが).このインタビューでは20回に分けてジブリ(というか宮崎駿・高畑勲・大塚康生)の独特な仕事のやり方を紹介しています.
いくつか興味深いところがあるので,何回かに分けて抜粋したいと思います.
まずは,大きな作品を「部分」から作り始める製作スタイルについて.
映画をどう作るかというときの、宮崎駿の最大の特徴は、「細部からはじめるところ」なんです。その細部というのは何かと言うと、彼は「主人公の洋服、どうしよう?」と考えだすんです。
一見,あまりに細部に拘り過ぎているようも見えますが,それはとても「日本的」なことである,と続きます.
最近、ある人から、西洋と日本の建物のつくりかたの違いを聞いたときに、宮崎のそのやりかたに納得がいったんです。西洋は、教会をはじめ、ほとんどが、空から見て左右対称になるような設計図を作るんです。ところが日本の江戸時代の屋敷には、設計図なんてない。
あれはひとつの部屋の床の間の横の棚の、引き戸の金具から作りはじめるらしいんですよ……。ひとつの部屋を設計するときに、その部屋のことだけしか考えていない。
こういうボトムアップ的な作業の積み重ねでも,最後には作品としてまとめるのは,今も昔も「職人」が得意としているところであり.またそれが「不完全(あるいはカオス)な面白さ」を出しているところなんでしょう.
また,このやり方はeXtream Programming(XP)と呼ばれるソフトウェア開発スタイルの考え方に通ずるところがあるように思いました.後のインタビュー「第12回 才能を引き出すための判断力」で触れられる「作品のイメージの具体化に伴う試行錯誤」が必要である限り,XPでいうところの「変化を包容せよ」的なスタイルが映画製作においても求められるのは興味深いです.
■2006/05/06のチェック
・×ビジョンの意識
・×ビジョンにそった行動
・○回りの人を思いやっているか
・○はてブに3以上ブクマ
・○blogを書く
・×専門分野の知識を得る
・○専門外の知識を得る
・×仕事とは別に何かを作り続ける
・○ピアノの練習
・×脱・受身的ネットサーフィン宣言の遵守
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