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世界最難曲「English Country Tunes」を聴いてきた

2006年8月10日 Performance このエントリーを含むはてなブックマーク

世界最難曲の一つとして知られる、マイケル・フィニスィー(Michael Finnissy)作曲「English Country Tunes(英国田舎調子)」を聴いてきました。演奏は、若手作曲家・演奏家野田憲太郎氏(公式サイト)。

8月9日(水) 「マイケル・フィニスィーの60歳を祝う」 野田憲太郎(pf)

【作曲家と聴き所】

マリオス・ヨアンノー・エリア 
 キプロスの若き天才が、微かな耽美を垣間見せる「間奏曲」

ホセ・ルイ・フルタード
 埃のような点描主義は今も尚健在、「三つの小品 作品15」(日本初演)

ファン・ルオ
 東洋趣味をグローバルな言語で展開する「風無き樹」(日本初演)

木山光
 またしても過酷な要求!三本目の腕が活躍する「スリー・シェルズ」(世界初演)

橘川琢
 オクターブや完全音程に動じず伝統的な言語で挑む「沈黙のシルエット」(世界初演)

マイケル・フィニスィー
 最も過酷なピアノ作品の頂点「ピアノ協奏曲第四番」(日本初演)

マイケル・フィニスィー
 牧歌と慟哭の果てしない対立「英国田舎調子」(全曲による日本初演)

フィニスィーのピアノ協奏曲第四番とEnglish Country Tunes(英国田舎調子)については、Michael Finnissy's Worldに詳しい解説があります。

どの演奏にも圧倒されつつも、ピアノ音楽のある方向への極限を見たような気がしました。特にフィニスィーの2曲については、開いた口が塞がらないとはこのことで、よくピアノが壊れないものだと違う意味でも感心してしまいました。

モーツァルトやショパンなどのピアノ音楽が「感性」を主体とした芸術とすれば、これらの作曲家の音楽は「知覚」あるいは「認知」を主体とした芸術と言えます。音という物理的現象を表現信号と捉え、それをある種の機械的作業によって88鍵上に再現した結果がこれらの演奏なのかもしれません。そこには"悲しみ"、"喜び"といった人間らしい感情はありません。ただ、何をどう感じたか、それをどう表現するのか、といったことを聴衆への問いかけ続けているようでした。

それ故、うっかりクラシック音楽、あるいは普通のピアノ音楽を聴くつもりで望むと理解は到底不可能です。特にクラシック音楽になじんだ僕のような人は考え方を相当に改めて、それこそ全く新しい楽器音楽を聴くくらいの心づもりが必要です。残念ながら、僕には理解するどころか、目の前で行われている現象を把握するだけで精一杯でした。

■2006/08/のチェック
・×ビジョンの意識
・×ビジョンにそった行動
・○回りの人を思いやっているか
・×はてブに3以上ブクマ
・×blogを書く
・×専門分野の知識を得る
・○専門外の知識を得る
・×仕事とは別に何かを作り続ける
・×ピアノの練習
・×脱・受身的ネットサーフィン宣言の遵守

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コメント

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投稿者 Brock : 2009年7月13日 15:17

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