[Piano] Wagner/Liszt "Tannhäuser" Overture
このところ、この曲がお気に入りで繰り返し聴いています。
聴くのはキューバ出身のJorge Boletというピアニストの演奏です。Boletは学生時代に、ショパンのエチュードを編曲したことで有名なゴドフスキーに師事し、同時期にブゾーニ版の「ラ・カンパネラ」を録音しているということからも分かるように、どちらかといえば演奏家が手を出さない編曲作品を積極的に取り上げる演奏家としても知られています。
歌曲「タンホイザー」の内容はあまり知らないのですが、リストの技巧的で豪華な雰囲気が所々ちりばめられた編曲は、ピアノ曲としてはかなり長い17分という演奏時間を感じさせることなく、最後までお腹いっぱいに楽しめます。
リストは作曲だけでなく編曲も天才的で、シューベルトの歌曲をはじめ、パガニーニのヴァイオリン曲、ワーグナーやベルディのオペラ、あるいはベートーベンのあの有名な第9、メンデルスゾーンの結婚行進曲まで、あらゆるジャンルの曲をピアノ曲に編曲しています。そのどれもが立派な一大作品として今日でも弾き語られていることが、何よりも素晴らしさの証明です。
今年のピアノの目標は、久々の編曲作品への回帰なので、機会があれば味見ぐらいはしてみたいものです。もちろん弾く気にはなれませんが。。。
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