本003:日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件(新原浩朗)
最近、行き帰りの電車で運良く座れることが多くなったのはいいのですが、シートの暖かさでついウトウトしてしまい、読書があまり進まない(泣)、hiroyukiです。
気を取り直して。
今日は、文庫サイズで読みやすい、でも中身はしっかりしている「日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件 (日経ビジネス人文庫)」をご紹介。企業の成功体験本にど〜も胡散臭さを感じてしまう人、必見です。企業のあり方を理論からも語ってくれますから。
| 日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件 (日経ビジネス人文庫) | |
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これは、経営者はもちろん、一般社員にもオススメ。会社がどういう方向に進むべきで、自分はどういう立場で何をすべきか、それぞれ考えるきっかけにもってこいです。
本書では、優秀企業の6つの条件を述べています。それぞれは特に目新しいものではないのですが、面白いのは、本書の冒頭にあるメッセージ
自分たちが分かる事業を、やたら広げずに、愚直に、真面目に、自分たちの頭できちんと考え抜き、情熱をもって取り組んでいる企業
の事例を紹介するに止まらず、ところどころ論文を参照しながら学術的見地を踏まえた考察が加わっているところです。単なるサクセスストーリー、あるいは苦労話に終わらないので、読んだ後も「明日から頑張ろう」ではなく、「今日から何をすべきか?」という問題解決型の頭になること請け合いです。
その中で、ミクロ/マクロ、理論/実践など、様々な観点から述べられているのは「人を理解することの重要性」と「リーダーシップ」です。企業とは人があって成り立つものである、という立場から、人の本質を浮かび上がらせ、そこに先駆者はどうアプローチしてきたのかを教えてくれます。また、企業という大きな集団の中でも、経営者の現場感覚、明確な方向性、従業員を鼓舞する力、そして一つのことを考え抜くことの重要さを考えさせられます。
優秀な企業とは、決して、才能や奇跡の集合ではなく、従業員を鼓舞するリーダーがいて、そこについてきてくれる人がいる。本書は、そんなシンプルで当たり前、だけど実際には難しいことをやり遂げるヒントになるんじゃないかと思います。
ところで、成功を読んだら、次は失敗も知りたくなりますね。失敗の方がのちのち為になるともいいますし。何かオススメがあったら教えてください!
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