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本009:ドイツ参謀本部

2009年3月22日 Book / Organization このエントリーを含むはてなブックマーク

東京マラソンに少しだけ影響を受けて、いつかはマラソン大会に出てみたいhiroyukiです。いつかは分かりません(苦笑)

今日の一冊は「ドイツ参謀本部」。リーダー(指導者)、ライン(戦闘部隊)、スタッフ(参謀)から構成される近代の組織の有効性について考えてみたいと思って読んでみました。今で言えば、リーダーは「マネージメント」、ラインは「事業部」、スタッフは「マーケッティング」にあたるでしょうか。

ドイツ参謀本部―その栄光と終焉
ドイツ参謀本部―その栄光と終焉渡部 昇一

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参謀本部とは、戦争におけるシンクタンク、あるいはソフトウェアとも言われる頭脳集団のことです。ドイツ(プロイセン)の参謀本部は、制限戦争時代のフリートリッヒ大王(在位1740-86)から始まり、クラウゼビッツやモルトケといった名参謀総長による栄光時代、そしてヒットラー時代に終焉を迎えました。本書のはじめにあるように、誕生から消滅までの一つの歴史が短い期間に起こり、原因と結果の連鎖が明解なので、戦争の歴史に詳しくない僕でも読みやすかったです。

ドイツの栄光は、優秀なリーダーと優秀な参謀本部が揃ったときに成り立ちました。片方だけでもダメで、それはヒットラーのような卓越なるリーダーシップをもつリーダーの出現が参謀本部を弱体化させ、さらにはドイツに敗北をもたらした歴史が物語っています。このリーダーとスタッフのバランスの重要性は、企業にも言えることではないかと思います。

企業における参謀本部は、企業全体の販売力・製造力にドライブをかけるための"間接的な"存在であると言えます。また、参謀本部は実行部隊と分けられたことに意味があるのではないかと思います。それは参謀本部が、実行部隊からでは市場やユーザに近すぎて見えないニーズやシーズの抽出、企業内・外において高度に複雑化した活動の統一化など、第一線にいる戦闘部隊を客観的に管理し、支援する存在であることを感じたからです。この本を読んで、事業部を率いる自分自身の役目を改めて考えさせられました。

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