本010:人を動かす
春は結構好きなhiroyukiです。週末の桜もすっかり満開ですね。
今日ご紹介するのは、いわゆるビジネス書の中でも名著として知られるデールカーネギーの「人を動かす」。
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いまさら説明は不要なくらい有名な本ですが、緑色のやや固いイメージのハードカバーに遠慮している人も多いと思います(僕もその一人でした)。そんな本を読んだきっかけとしては、マネージメント職を2年ほど経験して何よりも感じたのが、人を動かすことの難しさだからです。チームをマネージメントしているうちに、人を動かすということは、上司への提案のような論理立てて説明するのとはまた別の、感情的な部分を強くもっていることを徐々に感じてきました。
僕はどちらからというと、EQリーダーシップで言う所の「ペースセッター型」、あるいはもしかすると「強制型」だったように思います。EQリーダーシップにおいて、この2つの型は「危険なリーダシップ」として挙げられています。ともに、どちらかと言えば一方的に人を動かそうとする型なので、「ある条件においては短期的には成功するかもしれないが、大抵はうまくいかない型」の代名詞とも言えるでしょう。今にして思えば、プロジェクト当初はそれでも良かったかもしれませんが、徐々に人を動かすようなリーダーシップ(例えば関係重視型や民主型)を発揮すべきだったなあと痛感しています。
では、「人を動かす」ということはどういうことでしょうか。ポイントは3つあると思います。
1つめは、「自分が変わること」です。人ではなく、まず「自分を動かす」わけです。それはモノゴトの考え方だったり、役割だったり、あるいは実際の作業内容だったりします。それらを改めて自分のポジションや求められるものに踏まえて再定義し、行動に移しました(徐々にではありますが)。
2つめは、「人への接し方を変えること」です。自分を動かしたら、次は自分の周りの関係を動かしてみましょうか。日頃の何気ない挨拶から説得まで、より良いと思ったことは、今までの自分の行動の範疇になくても積極的に行っていきます。
3つめは、「人の立場や考え方に立つこと」です。これが一番難しいのですが、「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である(自動車王ヘンリーの言葉)」(p.57)とあるように、チームを成功に導くためのリーダーには必要な能力です。考え方を100%理解するのは難しくても、まずは理解しようと努めることから始めたいと思います。
さて、ここまで本書「人を動かす」に関することはあまり書いていませんが、この本を読んでいなかったら間違いなく、こういった考え方にはたどり着かなかったと思います。既に何度か読み直していますが、読み直す度に新しい発見と反省でいっぱいです。「あのとき意見を言わずに、もっと話を聞けば良かったなあ」「あのとき彼の考え方を勘違いしていたのではないだろうか?」などなど。もっと自分が変わらねば。。。
最後に本書にあった、ちょっといい言葉を紹介しておきます。ニューヨークのあるデパートが、繁忙をきわめるクリスマスセールの期間中に出した広告だそうです。
クリスマスの笑顔
元手がいらない。しかも利益は莫大。
与えても減らず、与えられたものは豊かになる。
一瞬のあいだ見せれば、その記憶は永久に続く。
どんな金持ちもこれなしでは暮らせない。どんな貧乏人もこれによって豊かになる。
家庭に幸福を、商売に善意をもたらす。
友情の合言葉。
疲れたものにとっては休養、失意の人にとっては光明、悲しむものにとっては
太陽、悩めるものにとっては自然の解毒剤となる。
買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。無償で与えてはじめて値打ちが出る。
クリスマス・セールで疲れ切った店員のうちに、これをお見せしないものがございました節は、おそれいりますが、お客さまのぶんをお見せ願いたいと存じます。笑顔を使いきった人間ほど、笑顔を必要とするものはございません。
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