本011:マネーボール
最近、元々ない集中力がさらに切れかかっている気がするhiroyukiです。集中集中。。
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野球の数字データは面白い。それをビジネス視点で見るとさらに面白い。そして、ビジネスの世界は「ゲーム」ではあるけれども「遊び」ではない。そんなことを感じる一冊。
| マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫) | |
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メジャーリーグのオークランド・アスレチックスというチームを舞台に、チームに「本当に」必要な選手の能力を評価することの重要さを説いた一冊です。単に数字の重要性だけでなく、そこに絡む人間関係(対旧来のスカウトや選手)やドラフトやトレードでの心理戦が生々しく描写されていて、数字が人間味を帯びたものに感じることができます。
チームの頭脳を司るポール・デポデスタ。彼がフロント入りする前に、20世紀の様々な球団のデータから、勝率と関係の深い2つのデータを「出塁率」と「長打率」と導き出す。さらにその重要さの比率が「出塁率:長打率=3:1」であることを発見し、チームに浸透させていくのですが、そこにはビリー・ビーンという人の心を掴むことにたけたゼネラル・マネージャーの存在がありました。
また、ポールはプレーオフ進出に必要な勝数を「95」、その95勝をあげるために必要な得失点差数を「135」と導き出し、さらにそこに必要な戦力と球団資金力のバランスを考え上のトレードによってチームを補強していきます。他のチームにとってあまり重要でない(=コストのかからない)、しかしアスレチックスにとっては必要な選手に目をつけ、ビリーのうまい交渉術で相手に真意を悟られないように選手を獲得していくサマは、まるでドラマの一幕のようにも見えます。
そして、年俸トータルはヤンキースの3分の1でしかないのに成績は同等、というチームを作り出していきます。
数字が重要、と頭で分かっていても、ある決定をしなければならないときには、成功体験や長年の経験などから判断を下してしまいがちです(反省)。特に、全体の(感覚的な)総意から決定を下す際に数字がおろそかになることが多い気がします。もっと適切な数字を見つめることで、よりよい結果につなげていきたいところです。
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